ココナッツオイルで驚きの改善 | ドクター・ギブソンのブログ
ココナッツオイルに含まれる、脳機能を高める中鎖脂肪酸(MCT)
今回は、ギブソン医師の患者や過去の多くの研究の中で、ココナッツオイルについてのすばらしい結果を出した研究を紹介します。
ココナッツオイルに含まれる主要な脂肪酸の中鎖脂肪酸(MCT)は、アルツハイマー病のような重症の記憶障害を患っている高齢者の認識能力を高めます。
それも、数ヶ月や数日の治療ではなく、大さじ3杯(45ml)をたった1回服用した後です!
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(MCT)を食べると、記憶障害を持っている高齢者の認識機能が素早く改善します。これは、ギブソン医師の脳のプロトコルの一環として、アルツハイマー病や認知症のような変性状態を予防、改善するために行われていることの1つです。
この研究は、現在、すばらしい結果とともに多くのクリニックで繰り返されています。
こんな研究比較が行われました
アルツハイマー病や軽度認知障害の患者に、別々の日に、ココナッツオイル、またはプラセボが与えられました。
この研究は、5回の訪問形式の、二重盲検法(ダブルブラインドテスト)で行われました。
各訪問で、被験者は、ランダムに選ばれた注文で、ココナッツオイルのMCT、またはプラセボの長鎖脂肪酸を受け取ります。
いずれも、カロリーは同じです(690カロリー)。
MCT (45 ml)は150 mlのヘビークリーム(乳脂肪分が36%~40%のクリーム)とブレンドされ、乳化してテストサンプルを作ります。
ヘビークリーム単体(235 ml)はプラセボとして、ブレンドされます。
被験者は、試験前日の午後8時から一晩絶食してもらいます
朝、到着したら、採血して血漿中のβヒドロキシ酪酸の量を調べます
※初回のみ、アポリポタンパクEの遺伝子型を調べます
その後被験者は、試験用の飲み物を飲み、90分間静かに休息をとります
90分後、採血と30分間の認知試験を行います
試験後に、最後の採血が行われます
ココナッツオイルを食べた場合
わずか90分後に、ケトン体であるβヒドロキシ酪酸の血漿中の著しい増加が見られました。
アポリポタンパクE遺伝子型に応じて、βヒドロキシ酪酸の量は、上昇し続けるか、または、90〜120分の採血で一定量を保っていました。
で行わた認知試験の結果により、今回のココナッツオイルを用いた治療法が、実際に被験者たちの認知機能を改善させていることが明らかとなりました。
さらに、プラセボと比較して、すべての被験者全体でMCT処方後のケトン量が高ければ高いほど、パラグラフ想起能力の改善が大きいという関連がありました。
どのように中鎖脂肪酸が働くのか
ココナッツオイル1回の処方が、アルツハイマー病のような重篤な認知障害を患っている人たちの認知機能を、どのようにほぼ即時に改善させるのでしょうか?
あるメカニズムが、脳の特異的な代謝に必要なものと、MCTそれ自体の構造から見出されました。エネルギー不足の脳の最初の燃料源はグルコースです。
インスリン抵抗性や代謝低下が脳内で起こっているときは、脳の機能と構造が妥協します。
ケトン体がかなり必要とされるグルコースの代替燃料源として供給され、脳内の代謝プロセスを再び元気にします。
その結果、認知機能のほぼ即時の改善が起こるのです
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