食生活の重要性~アルツハイマー病を予防しよう① | ドクター・ギブソンのブログ
アルツハイマー病患者は急激に増加しており、
アメリカでは2050年には4人に1人が発症すると予測されています。
この現代社会で、
なぜアルツハイマー病患者がますます増えているのでしょうか?
ほとんどの脳疾患のように、
アルツハイマー病の発症には多くの要因があります。
あなたの食べたものや逆に食べないようにしたものが、
アルツハイマー病のリスクに最も大きな影響を与えることを、
科学者たちは繰り返し発見してきました。
それだけでなく、
あなたの食生活が病気の進行速度に劇的に影響を与えます。
この情報は、アルツハイマー病を発症するリスクがある人や、
すでに発症している人にも力強いものです。
雑誌the journal of Neurologyに掲載されたフィンランドの研究によると、
ビタミンB12の体内マーカーの単位が増加するごとに、
アルツハイマー病の発症のリスクが2%減少することが示されました。
これは、ビタミンB12の体内の貯蓄の増加により、
消耗性の脳疾患のリスクが減ることを意味しています。
ビタミンB12が正常に働くには、他のビタミンB群が必要です。
あなたの食生活に、
健康によいビタミンB群がたくさん含まれているか確認してください。
私たちのほとんどが、
ビタミンB群が不足していることも知っておきましょう。
また、質の高いサプリメントは、不足を解消し、
ただ健康的に食べるよりも、
早く効果的に体を癒す助けになります。
ビタミンB12の優れた供給源は以下のものです。
血糖値を正常に維持することも、とても重要です。
インスリン抵抗性、及び、2型糖尿病になる病理学的プロセスが、
脳にも当てはまる可能性が経験的に実証されています。
砂糖や精製されすぎた穀物は、
体から必須脂肪酸を奪う反栄養素です。
脳は十分な量の脂肪酸がないと、
(あまりにも多くの砂糖消費量の結果として起こる)
高濃度のインスリンに圧倒されて、
最終的にインスリンのシグナル伝達をオフにしてしまうのです。
これが、記憶力の問題や思考障害を起こし、
仮に長期に続くと永久的な脳の障害につながります。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校では、
(標準的なアメリカの食生活に似た)砂糖が多く、
オメガ3脂肪酸が少ないえさをラットに与えたところ、
わずか6週間という短い期間で、
インスリン抵抗性が生じ、
脳機能が損なわれることを明らかにしました。
あなたはアルツハイマー病のリスクを大幅に減らすことができます。
そして、もしあなたの愛する人がアルツハイマー病だとしても、
あなたは彼らの病気の進行を劇的に遅くする手助けが出来ます。
そのためにも、食生活でたくさんのビタミンB群を摂取すること、
また、全ての砂糖(果物を除く)と
加工された穀物を排除することを心がけていきましょう。
こちらも併せて参考にしてみてください
食生活の重要性~アルツハイマー病を予防しよう①
認知機能、脳の健康を改善する栄養を日常に取り入れよう~アルツハイマー病を予防しよう②
生活習慣を見直して認知機能を改善~アルツハイマー病を予防しよう③